@article{oai:yamazaki-u.repo.nii.ac.jp:00000037, author = {加藤, 理絵 and Kato, Rie}, issue = {2}, journal = {動物研究, Studies in Animals}, month = {Mar}, note = {近年はポジティブ心理学という新たな視点の影響もあり、ストレスはネガティブな影響をもたらすだけでなく、成長につながるというポジティブな側面も有するという知見も見られ始めた。その中でも、ストレスに対するとらえ方、ストレスマインドセットがそれを持つ者の精神的健康に大きく関与している可能性を示唆した研究結果には興味深いものがある。そこで本研究では、大学生を対象としたストレスマインドセットの心理教育プログラムを行い、その効果を検討した。研究1では、2017年度に行ったストレスマインドセットの心理教育プログラム受講の事前事後における受講生のStress Mindset Measure(Crum、Salovey、& Achor、2013)の得点を比較した。その結果、ストレスが有益であると捉えるStress Mindset Measure得点(以下SMM得点)はプログラム受講前に比べ、講義後の方が有意に高くなったことが明らかとなった(t=-20.207、df=402、p<.01)。この結果から、ストレスマインドセットに関する心理教育プログラムは短時間、且つ、単発であったとしてもストレスマインドセットの変容に一定の効果があることが明らかとなった。次に研究2では、2017年度の心理教育プログラムの約1年後の受講生のSMM得点の推移に着目し、ストレスマインドセットの持続的効果について検討を行った。その結果、約1年後の2018年度心理教育プログラム受講前では有意に低下していた(F=112.53、p<.01)。この結果から、短期的介入によるポジティブなストレスマインドセットへの受講直後の変容効果を1年間維持することは困難であることが明らかとなり、持続的な効果を維持するためには定期的な受講が必要であることが推察された。}, pages = {27--37}, title = {大学生を対象としたストレスマインドセットについての心理教育とその効果に関する研究}, year = {2020}, yomi = {カトウ, リエ} }